- ゲームプランナーの仕事に就きたいけど何をすればいいかわからない就活生
- 自分はゲームプランナーに向いているのか不安な若手開発者
- 企画力を上げたいゲームプランナー
今回はこのような方々に向けた記事です。
私、デルピンはゲーム企業に務めて10年以上になる34歳のゲームプランナー(ディレクター)です。いままで、多くのゲームプランナーの方々を見てきました。その中で一番ゲームプランナーに必要な能力、というより優秀なゲームプランナーになくてはならない能力は「伝える力」だと思っています。今回はなぜ、優秀なゲームプランナーに「伝える力」が必要なのかを解説していきます。
優秀なゲームプランナーとなるために必要不可欠な1つの能力
「伝える力」が無ければ企画は実現しない
どんなに良いゲームの企画を思いついたとしても、人を「納得」させて「動かす」ことができなければ意味がありません。私がこの10年の経験で特に学んだことです。
ゲームプランナーを志した時点で、考えることが好きなのはわかっています。しかし、それを仕事にするためにはその考えたことをいかに実現させるのかが大事になってくるのです。
そこで必要になるのが「伝える力」。最初に書きましたが、人を「納得」させて「動かす」ことができなければ企画は実現しないですし、売上を上げるための提案をすることも難しいのです。
「伝える力」が無ければ他の強みを活かせない
私はゲームのバランスを整えることが得意だ。人が思わず遊んでしまうゲームの企画を考えた。こうすれば必ず売上が上がるはずだ。そうやって思ったにも関わらず企画が通らなかった。そんな経験は若手開発者の方は多く経験しているのではないでしょうか。
人間はだれしも得意分野を持っています。しかし、その得意分野から考えた素晴らしいアイディアも伝える力が無ければ実現することはできません。
もしかしたら、自分が雇った人たちならば動くこともあるでしょう。しかし、同じ会社の仲間は動くことはありませんし、その前に上司に却下されるでしょう。なぜならば会社は学校ではないので挑戦だけでは仕事を任せてもらえることはないからです。
挑戦をしながら売上が上がる見込みのあるものへ投資をしていくのです。
「伝える力」を上げる企画方法
最後に「伝える力」を上げる企画方法を伝授いたします。
- その企画が最後に行き着きたい「あるべき姿」を考える
- あるべき姿となるために現状の「課題」を整理する
- 課題を解決できる「コンセプト」を定める
- コンセプトに沿った「施策」「アイデア」を考える
「あるべき姿」を考えることで企画の最終地点を想像します。そうすることで課題が見えてくるので、それを解決できるコンセプトを定め、解決できる施策・アイディアを考えていくという形です。
今さらとなってしまいましたが「伝える力」は口で説明する必要はありません。しゃべることが苦手な方ならなおさらですが、文章で表すことで効果を一番発揮します。なぜなら、あとから読み返せるからです。
もし、優秀なゲームプランナーになりたい!と思うならば「伝える力」を鍛えてみてください。