ゲームプランナーを初めて、10年が経ちました。そんな私がなぜ、ゲームを作ることを仕事にしようと考えたのか。これからゲームクリエイターを目指したいと思っている学生さんや他の職種からの転職を考えている人の背中を押すような話をしたいと思います。
なんで私がゲームを作ることを仕事にしようと思ったのかを語ってみる【10年目のゲームプランナー】
- なんで私がゲームを作ることを仕事にしようと思ったのかを語ってみる【10年目のゲームプランナー】
- 業界10年目のゲームプランナー
- なぜ、ゲームを仕事にしようと思ったのか
- アプリの波が来ていた時代だった
- 現在のゲーム開発状況について
業界10年目のゲームプランナー
私についてご紹介します。ゲームプランナーを初めてからそろそろ10年目になります。ゲームディレクターも兼任するときがありますが、メインはプランナーですね。今は月商5000万円ほどのゲームアプリのイベント運用ディレクター兼プランナーをしています。
なぜ、ゲームを仕事にしようと思ったのか
一番大きいのは幼少期の経験です。幼稚園くらいの頃からスーパーファミコンで遊び初めて、常にゲームというものが身近なものになっていました。
特に自分にとって影響が大きかったのは小学生に上がった頃に発売されたプレイステーションでしょう。その中でも『ファイナルファンタジー7』がとても衝撃的でした。
当時のゲームって、徐々にゲームの容量が増えてきたので、RPGゲームのストーリーが映画並のものになってきた時代だったんですよね。それを小中学生という多感な時期だった私は多大な影響を受けました。
プレイステーション以外のゲームでも、ドラゴンクエストやゼルダの伝説など有名タイトルをはじめ、聖剣伝説やクロノトリガーなどたくさんのゲームに触れてきました。
大人になって、それぞれがリメイクされたりするところを見て、とても胸が熱くなる思いがあったんですよね。それを自分のゲームで今の子供達の記憶に残したい。そう思ったのがゲームを仕事にしようとした一番の理由です。
アプリの波が来ていた時代だった
しかし、ゲーム業界もいい話だけではありません。プレイステーションとかの家庭用ゲーム機用のゲームがそう簡単には作れない時代になってきていました。1本のゲームを作るのに5年以上かかるゲームもあるような時代です。大学を卒業したばかりのペーペーみたいな小僧が自分のゲームを作ることなんて難しい時代でした。
そんな時、2010年代前半にスマホが一般化し、そのゲームアプリが多く登場するようになりました。そして、2012年のパズドラことパズル&ドラゴンズの大ヒットを機にアプリ戦国時代が幕を開けたのです。
昔のゲームに比べれば短い期間で作れるゲームアプリは僕ら若手ゲーム制作者にとって渡りに船の存在でした。開発費も家庭用ゲームに比べればとても安く、自分のゲームが作りやすい状況がやってきていたのです。その事実が自分のゲーム業界へ入る後押しとなりました。
現在のゲーム開発状況について
現在のゲーム開発は、ゲームアプリの初期に比べるとだいぶ製作費がかかるようになりました。正直、家庭用ゲームと同じレベルの製作期間・費用がかかっているものも多数あります。なので、私がゲーム業界へ飛び込んだ時代とは根本的に変わってきています。
もしかしたら、今からゲームを仕事にすると自分のゲームを作るのが難しくなるのだろうか。ゲーム業界に入るのやめようかな・・・。
思い止まってください!今、ゲームアプリの中で注目されているジャンルがあります。
それが『ハイパーカジュアルゲーム』です。
ハイパーカジュアルゲームとは、簡単に言うと広告収入を基本としたミニゲームです。詳細を知りたい方は上の記事を読んでみてください。
すごいスピードでゲームを作り、リリースして広告テストして修正して利益を上げていくスタイルです。少しずつ厳しくなってきたゲームアプリ業界で今、伸びているのがこの『ハイパーカジュアルゲーム』です。
これからゲーム業界を目指す人は、このハイパーカジュアルゲームを行きたい会社が作っているかどうか、そこを基準にしてみると自分のゲームを作りやすい状況があるかもしれないので、参考としてみてくださいね。
最後に余談ですが、ゲーム業界の今を知るにファミ通が出しているゲーム白書という本がとてもおすすめです。とても高いので、もしお財布に余裕があるなら1冊買ってみてはいかがでしょうか。家庭用ゲームとモバイルゲームそれぞれを中心としたものが出ているので、目指したいゲームの方向性で購入する方を考えると良いと思います!