でるぴんの日記

30代後半のゲームディレクターです。ゲーム制作のこと・雑談などいろいろ日記のように残します

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楽しかったゲームはぜひコーヒー1杯ではなく「100円」を課金してほしい|ゲームアプリ開発者の本音

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日常で遊んでいるゲームがある方へ、ぜひともコーヒー1杯を我慢してそのゲームに100円を課金してほしいです。それだけで僕らゲーム開発者は救われます。

 

楽しかったゲームはぜひコーヒー1杯ではなく「100円」を課金してほしい|ゲームアプリ開発者の本音

 

本当に100円で良いので課金してほしい

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タイトルの通り、ゲーム開発者としての心の声です。現在、数多くのゲームが基本料金無料としてリリースされています。

 

特に最近のゲームは無料でもある程度遊べるようなシステムも多く、課金をしたことがないという方も大人の中にもいるのではないでしょうか。

 

しかし、できることならなのですが、満足したゲームにはぜひとも100円でも良いから課金をしていただきたいです。

 

ゲームは決して慈善事業ではありません。ゲームを作るためにはその作品で利益を上げる必要があるのです。

 

たいていのゲームは3ヶ月〜半年程度で黒字化されないとリリース終了となることがあります。昨年の大ヒットアプリ「ウマ娘」の販売元サイゲームスのような他のタイトルで大きな利益がある会社ならば、数年かけて作り直したりなどすることができるかもしれません。

 

しかし、そんなことができる企業はごくわずかです。多くのゲームは3ヶ月で黒字化できなければ消えていってしまうのです。

 

なので、もし月100円でも課金をしてくれるユーザが1万人いれば月に700万円の利益になります。10人くらいの制作陣を養うことができるでしょう。しかし、それでは利益がないと思うので、より少ないメンバーとはなりますが、大きな支えになります。

 

運営が長いタイトルほど利益は下がるので課金してほしい

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スマホアプリNo.1ヒットとも言えるパズドラこと「パズル&ドラゴンズ」も10周年を迎えるそうです。本当に凄いなと思います。

 

正直、ここまで長く続けられるタイトルというのは少ないと思います。

Cygamesと任天堂がタッグを組んだことで一躍注目されたドラガリこと「ドラガリアロスト」もサービス終了が決まりました。4年ほどの運営ですね。

 

ゲームは長く続けば続くほど売上は厳しくなっていきます。これはどうしようもないことです。システムは古くなっていきますし、売上とともに開発費・露出も減っていってしまいます。

 

よくユーザの方の中で「金策に走ったな!」とか言う方がいますが、ユーザ数が少なくなれば一人あたり多くの課金をしていただかないと運営自体が厳しくなるのですから仕方がないと思っていただきたいです。新しい課金者を増やすことはかなり難しいため、そうならざるおえないということをぜひ知ってください。

 

長いタイトルほどその問題が深刻化していきます。利益が下がれば会社は利益を出すためにまずは開発陣の数が減ります。そしてイベントがどんどんしょぼくなっていきます。人数の限界によるものです。そして最後には利益を出せなくなり、終了してしまうのです。

 

もう一度言いますが、ゲームは慈善事業ではありませんので売上が下がってしまうとそのゲームは終わるしかないのです。

 

なので、好きなゲームが少しでも長く続くように、100円で良いので課金をしていただきたい。そう思います。それだけで何名かの開発陣の継続的な制作費を蓄えることができるのです。

 

コーヒー1杯を我慢して100円課金してほしい

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最後です。今回は10年以上ゲームアプリ開発をしている私からの本音を書かせていただきました。もし、この記事を読んだ後に、ホーム画面に戻ったときにいつもやっているゲームがあったのならば、今すぐ100円を課金してほしいです。

 

どうか、よろしくお願いいたします。

 

 

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