ビジャレアルで苦境に立たされている日本代表MF久保建英(くぼたけふさ)選手。開幕から未だ先発出場はなく、順風満帆になると思われたシーズンに黄色信号がともり始めている。そんな久保選手の現状について、ニュースを取り上げながら考えていきたい。
ビジャレアルで苦境に立たされる久保建英、5試合連続で先発外れる【ラ・リーガ第5節】
- ビジャレアルで苦境に立たされる久保建英、5試合連続で先発外れる【ラ・リーガ第5節】
- 現状は右サイドハーフの三番手
- とはいえ無理やりな交代をする印象のエメリ監督。レアルとの約束のためか?
- 今は日本代表で結果を出そう
現状は右サイドハーフの三番手
久保建英は右サイドで“3番手”…エメリ監督が指摘「左でプレーするために成長しなければ」― スポニチ Sponichi Annex サッカー
現状、久保建英選手はビジャレアル内で右サイドハーフの3番手という立ち位置になっている。チェクウェゼ・モレノ・久保の順序だ。
この順位を覆すためにアピールする必要があるが、第5節のアトレティコ・マドリード戦ではその気持ちが裏目に出てしまい、ボールロストを繰り返してしまった。
チーム自体は好調なために監督交代ということはないのを考えると、久保選手自身がチーム内で信頼を勝ち取っていくしかスタメンになる方法はない。かなり厳しい立場になっていると思われる。
とはいえ無理やりな交代をする印象のエメリ監督。レアルとの約束のためか?
久保建英の起用法は“地獄”。現状はかなり厳しいが…疑問残るエメリ監督の采配(フットボールチャンネル) - Yahoo!ニュース
上のニュースでも書かれているが、エメリ監督の久保選手の起用法に疑問符が付くことが多々存在している。
前回のアラベス戦、今回のアトレティコ戦と言い、試合を終わらせる時間帯、いわゆる守備的になる時間帯に久保選手を投入しているのだ。
正直、アトレティコ戦はとくに意味が不明で、敵地でのアトレティコ戦なので引き分けでOKということで5バックという守備的な戦術を敷いた上での久保選手の投入。正直に言って、この起用の意味がわからない。試合を終わらせる時間帯に久保選手のようなプレイヤーは必要ないのだ。
試合後の会見では、チェクウェゼ選手と久保選手に攻撃のチャンスを与えたと言っていたようだが、久保選手に対しては拷問に近い。チームが守備的になっているときに投入されて、どうアピールすれば良いのだか疑問しか残らない。
そのため、私はもしかしたらレアルとの約束のために無理やり出場時間を作っているのではないかと思っている。エメリ監督直々に電話で久保選手を口説いてビジャレアル行きが決まったとされているが、これは本当にそうなのか疑問符が付いている現状だ。
普通に考えて、バルセロナ戦の久保選手を観れば先発で使いたくなると思うのだが、この監督はそうならないらしい。守備から入る監督とのことなので、やはりフィジカル的にハンディがある久保選手は実戦で使いたくならないということなのだろうか。
今は日本代表で結果を出そう
この試合が終わったら国際Aマッチデーになる。久保選手もオランダでカメルーンとコートジボワールとの試合に召集されている。
この2戦でまずは試合感覚を戻して、ぜひ実力をアピールすることを願いたい。そして心機一転、ビジャレアルでスタメン確保の戦いを続けてほしい。
当分は我慢の時間帯が続くと思われるが、久保選手の成長曲線は私たちの考えを常に超えてきたので、ぜひ今回もこの高い壁を越えてほしいと願う。
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