鹿島アントラーズのホームでの試合となった川崎フロンターレ。結果は1-1の引き分けで次節の優勝決定はなくなった。最近、気になっているのは得点力の低下。今回はその点も踏まえながら試合を振り返っていきたいと思います。
川崎フロンターレ、鹿島に引き分けで足踏み…!得点力低下に不安【J1リーグ第27節】
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試合感想
この試合には先日に引退を発表した中村憲剛選手が先発。さらに大島僚太選手と長谷川竜也選手が復帰してベンチ入りとなりました。
前半から両チーム良さを出す形で試合が進むと前半17分、鹿島のバックパスのミスを脇坂選手がカットすると、そのまま持ち込み、ペナルティエリア外からシュートして先制!幸先よく点をゲットすることができました。
しかし、その後は両チームのキーパーが好セーブを見せて点は入らず、後半に鹿島の猛攻から一転を返されて同点。
その後、両チーム交代選手を入れたりするなど、攻勢を計りましたが得点を奪えずに同点で終了。鹿島としてはコロナウイルスの影響で主力が使えない中、貴重な勝ち点を奪えたといえるでしょう。
川崎はこれで前節敗れたことに続いて勝利を得ることはできませんでした。やはり、気になるのはリーグ前半戦のようなゴールラッシュが見られなくなったこと。ある程度相手が川崎の攻撃に慣れてきたことと、エース小林悠選手の離脱が尾を引いていそうです。
現在、本職のストライカーはレアンドロ・ダミアン選手と宮代大聖選手の二人ですが、ワントップで体を張ってポストプレーができるのはレアンドロ・ダミアン選手一人だけ。宮代選手はフィジカル不足なのか、まだボールを収めるような動きをすることがでいません。
なので、今節はFW登録の宮代選手が抜けて、山村選手が選ばれたのだと思います。最後の数分でしたが、山村選手はうまくボールを散らしたり、キープしたり、一定の結果を残していましたね。
そして、リーグ終盤となり、少しずつターンオーバーをしていても疲労がたまってきたということでしょうか。
斎藤学選手など、交代で入ってくる選手がなかなか点を取れていないので、まずは1点取ってもらって、ぜひともサブメンバーの士気を上げていきたいところ。残りの試合は総力戦になっていくと思います。相手はより守備的に来る可能性も否定できないので、引いた相手にも通用する攻撃を見せてほしいです。
次節は今節に浦和を6発で下した前年度王者横浜・F・マリノスのホームへ乗り込む一戦。ぜひとも、勝利をつかんで、優勝まで勢いをつけてほしいです!
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