最近、エコ問題として取り上げられ、7月1日より多くのお店でレジ袋(ポリ袋)が有料となりました。1枚3円ほどの値段ですが、この機会に多くの人がエコバックなどを利用する機会も増えてくると思います。しかし、実はエコバックよりもレジ袋(ポリ袋)の方がエコであったことがわかったのです。そこで、今回はこのレジ袋の有料化について、裏に何の目的があったのか、自分勝手に話したいと思います。
【衝撃の事実】エコバックよりレジ袋(ポリ袋)の方が『エコ』だった件。
レジ袋の方がエコの理由
まずはレジ袋の方がエコバックよりもエコな理由をご紹介したいと思います。
私が知ったのは以下のサイトからでした。
この清水化学工業さんの記事によると、
- ポリエチレンは理論上、発生するのは二酸化炭素と水、そして熱。ダイオキシンなどの有害物質は発生しない。
- 石油精製時に(ポリ)エチレンは必然的にできるので、ポリエチレンを使用する方が源の無駄がなく、エコ。
- ポリ袋は薄いので、資源使用量が少量で済む。
- ポリ袋は見かけほどゴミ問題にはならない。目に見えるごみの1%未満、自治体のごみのわずか0.4%。
- 繰り返し使用のエコバッグより、都度使用ポリ袋は衛生的。
- ポリ袋はリユース率が高い。例)レジ袋として使用した後ゴミ袋として利用
- 都内ではサーマルリサイクルし、ごみ焼却燃料になり無駄とならない。
- ポリ袋は紙袋の70%のエネルギーで製造可能。
- ポリ袋の輸送に必要なトラックの量は、紙袋の7分の1。
- ポリ袋の製造に必要な水の量は、紙袋の25分の1。
- ポリ袋は紙袋に比べ、ごみにしてもかさばらない。
- 紙袋は再生できるものと再生できないものがある。ラミネート加工されているものや紐の種類によっては再生処理できない。
- 紙袋は間伐材とはいえ森林資源を利用。
というように、レジ袋(ポリ袋)がエコであるという理由が書かれています。
この内容を見ると、清水化学工業さんの言うとおり、あまりゴミになっていないように見えます。それよりも
石油精製時に(ポリ)エチレンは必然的にできるので、ポリエチレンを使用する方が源の無駄がなく、エコ。
ここを見ると、逆に使わないと余ってしまうのでは?と不安にもなってきました。
エコバックもいつかはゴミになります。最近出されている安価なエコバックなんて、すぐに破れて今う可能性だってあります。そうなると、そのゴミの方が結局ポリ袋よりも問題となってしまう場合があるのです。いや、おそらくそうなるのでは?と思います。
有料化+エコバックでの売り上げ増が本当の目的?
ここからは、個人的な考えです。
前の章でご紹介した内容を知っていた上で、ただレジ袋有料化とエコバックによる売上増を狙ったものなのではないか?と思いました。
たとえば、1日のコンビニ利用者が600人(経産省/コンビニ1店あたりの売上頭打ちを指摘 | 流通ニュースより)だとして、1枚3円のレジ袋を購入したとすると、1日上がりレジ袋だけで千8百円の売上になります。これが1ヶ月続けば約5万4千円。1年続くと約64万8000円になります。これが店舗ごとに売上に加算されれば結構な売上ですよね。
正直、今回の環境保全に関する話はダミーで、無料だったレジ袋を有料化させることで売上増を狙っているようにしか私は思えなくなりました。エコバックの購入でも稼ぐことができますし、コンビニやスーパーなどで率先して有料化に乗っかるわけですよね。ノーリスクなんですから。
本当にエコを目指すなら弁当容器を『紙』にせよ
レジ袋を有料化する全国のコンビニをはじめ、スーパーに言いたいことがあります。
それは、本当に環境のことを考えているならば、今のプラスチック製の弁当容器を『紙容器』にしてほしいということです。
お金が儲かることを考えていなければ、レジ袋よりも先に弁当容器をどうにかするはずでしょう。紙容器にすれば、消費者としても紙素材なら燃えるゴミで処理ができるので、とても助かりますし、いいことしかありません。
今回のレジ袋の件のようなダミー行為は少しでもやめてほしいものですね。
今日はこの辺で終わりたいと思います。
また、明日もよろしくお願いいたします。
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