やっと川崎フロンターレらしい「攻撃力」を持った右サイドバックが見つかった。そう思いました。そして、この数か月の試合を観て、確信に変わりました。その選手の名は「山根視来(やまねみき)」選手。湘南ベルマーレから加入した新サイドバックです。今回はそんな山根選手について、川崎フロンターレファンの視点から書いていきたいと思います。
川崎フロンターレの新「超攻撃的サイドバック」山根視来【ついに穴が埋まった!】
- 川崎フロンターレの新「超攻撃的サイドバック」山根視来【ついに穴が埋まった!】
- 川崎フロンターレの右サイドバックは課題だった
- インナーラップが得意な新しい攻撃的サイドバック!
- 日本代表への選出もあり得る存在
川崎フロンターレの右サイドバックは課題だった
まず、最初に川崎フロンターレについて詳しくない人に説明すべきことがあります。それは、川崎フロンターレの右サイドバックがポッカリと穴が開いていた。ということ。
2018シーズンまで所属したエウシーニョ選手が清水エスパルスへ移籍した後、川崎フロンターレの右サイドバックが1シーズン定まっていなかったのです。
昨シーズン、広島から馬渡選手、ブラジルからマジーニョ選手を獲得しましたが、両選手ともにそのポジションを埋める穴にはなりませんでした。二人とも、良い選手ではあったのですが、川崎フロンターレのサイドバックとしては「攻撃の質」が不足していました。その結果、昨シーズンの後半は本来左サイドバックの車屋選手が右サイドバックを務めたりしていました。
ただ、それもしょうがないことで、エウシーニョ選手は「攻撃の質」がとても高く、チームが苦しいときに点も決められるような「神」のようなサイドバックだったからです。正直、今シーズンもこの穴を埋めることは難しいのではないか?そう思っていました。
インナーラップが得意な新しい攻撃的サイドバック!
そんな気持ちを吹き飛ばしてくれたのが、今シーズン湘南ベルマーレから移籍してきた山根選手でした。前線の攻撃に頻繁に顔を出しながら、ディフェンダーとは思えないドリブルのうまさで攻撃をけん引。
さらにインナーラップ(ライン側ではなく、ピッチ中央に侵入すること)のタイミングがドンピシャでして、レッズ戦のスーパーボレーなんて、素晴らしすぎて心から痺れました!
日本代表への選出もあり得る存在
山根選手はそのプレースタイルもさることながら、まだ加入したばかりの川崎フロンターレのパスワークに付いていける「適応力の高さ」も魅力的です。
既に26歳という年齢ですが、日本代表に選ばれる可能性は大いにあると思っています。今の右サイドバックと言えば、マルセイユの酒井選手とハノーバーの室屋選手ですが、この二人とは違う「インナーラップ」がうまいサイドバックという特徴を持っているので、アジアなどの守備的に来る相手に攻撃のバリエーションを増やすことができる山根選手は貴重な存在になるのではないかと思っています。
まだ今シーズン加入したばかりなので、これからさらに化ける可能性もある山根選手。これからの活躍に期待したいですね!本当に、川崎フロンターレに来てくれてありがとうございます!!
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