ついに、「日本サッカー界の至宝」久保建英選手が、育成時代に在籍した古巣FCバルセロナのホームスタジアム「カンプ・ノウ」に凱旋します。
そう、世界最高のフットボーラー、リオネル・メッシとついに対戦!
めちゃくちゃ楽しみですね。
この記事を書いているのは12月8日0時ころです。
そう、試合まであと4時間に迫っています。なので、今日は夕方~21時くらいまで昼寝しました(もう夜寝)。
そこで今日は、久保建英選手が挑むFCバルセロナ戦を100%楽しめるように、サッカーが最近好きになったような人に向けにご紹介します。
久保建英、FCバルセロナの「カンプ・ノウ」に立つ!
久保建英選手については細かい説明は不要だと思うので、なぜFCバルセロナとの試合がこんなに熱いのかをお伝えすると
- 15歳までFCバルセロナの育成組織に所属
- 17歳でFC東京のトップチーム昇格、そしてJ1初ゴール
- 18歳でFCバルセロナのライバル「レアル・マドリード」移籍
ということだからです。
15歳までFCバルセロナの育成組織に所属
久保建英選手は、10歳~15歳までFCバルセロナの育成組織「ラ・マシア」に所属していました。
そして、この「ラ・マシア」がすごい組織なんです。
「ラ・マシア」は多くの名選手を輩出した育成組織
このラ・マシアですが、今までたくさんの名選手を輩出しているのです。
まずは、今年のバロンドール(世界最優秀選手)受賞し、歴代最多6回という前人未到の大記録を打ち出した、アルゼンチン代表のメッシ。
その卓越した戦術眼とテクニック・パスセンスで「ティキ・タカ」と呼ばれるポゼッションサッカーを世界中に広め、スペイン代表とバルセロナを世界のトップに引き上げたシャビ・エルナンデス。
ボランチ・ウイングなど幅広いポジションでシャビ・エルナンデスとともに最高峰のテクニックで世界を魅了し、現在はヴィッセル神戸に在籍しているアンドレス・イニエスタ。
そのほかにも、セスク・ファブレガスやジェラール・ピケ、カルロス・プジョール、そして選手としても監督としても素晴らしい才能を発揮するジョゼップ・グラルディオラ、通称ペップと才能に恵まれた選手たちを輩出しています。
ラ・マシアがこのような才能を伸ばせるようになったきっかけは80年前半~90年後半にエル・ドリームチームと呼ばれ、世界最高のチームと称されたときの監督「ヨハン・クライフ」の手腕によるものと言われています。
これについては、少し昔の記事ですが、下の記事が詳しく掲載されています。
このように、ラ・マシアでは「世界最高の選手育成」が行われています。
FIFAからの制裁で15歳でバルセロナを離れることに
充実の選手生活を送っていた久保建英選手は、自分ではどうにもならない困難に直面します。
それが、FIFAからの制裁でFCバルセロナが18歳未満の外国籍の選手を公式戦に出すことができなくなったのです。
これは、FIFAが諸外国からの選手の青田買いを懸念して発令されたことによるもので、当時世界中から優秀な少年選手たちと契約していたバルセロナに対して発令されたものです。
ご家族が仕事で来日したという選手以外は、このFIFAからの制裁が適応され、公式戦に出場することができなくなりました。
久保選手も例外ではなく、これを理由に日本への帰国を余儀なくされたのです。
17歳でFC東京のトップチーム昇格、そしてJ1初ゴール
FC東京の下部組織へ移籍した久保選手ですが、帰国当時はかなり落ち込んでいたようです。そりゃ、大人の理由で世界最高峰とバルセロナを離れなくてはいけなくなったので当然ですよね……。
そんな逆境にも負けず、久保選手はFC東京でも順調にキャリアを積んでいきます。
16歳の時にはFC東京U-23というJ3リーグに参加しているサテライトチームに昇格し、森本貴幸選手に次ぐスピードでJリーグデビューしました。
そして、17歳でトップチームに所属し、出場機会に恵まれなかったとなると今年Jリーグを制した横浜F・マリノスへレンタル移籍。ここではうれしいJリーグ初ゴールを記録!結果として、日本へ移籍したことが結果として久保選手にとっていち早いトップリーグでの経験につながる結果となり、圧倒的な成長をサポートする結果となりました。
翌年にはFC東京に戻り、スタメンにも定着して17歳とは思えないテクニックでJ1でも活躍ができるようになっていきました。
18歳でFCバルセロナのライバル「レアル・マドリード」移籍
18歳を目前に控え、久保建英選手の移籍先について周囲がとても騒がしくなってきました。理由は海外移籍が18歳で解禁となるからです。
まず、基本路線はFCバルセロナへの復帰でした。
FCバルセロナは久保選手が退団した後もずっと動向を追いかけていました。Jのオフシーズンにはラ・マシアの練習に参加させたり、クラブワールドカップや親善試合でバルセロナが日本に訪れる機会があると、試合に招いたりといつまでもFCバルセロナは待っているという意志を久保選手に見せ続けていました。
そんなこともあり、FCバルセロナへの復帰は秒読みかと思われていたとき、衝撃的なニュースが飛び込んできたのです。
久保建英、レアル・マドリードへ移籍
サッカー好きの私も衝撃を受けました。
まさか、FCバルセロナの因縁のライバルである、レアルマドリードへ移籍するなんて!
衝撃以上の何物でもありませんでした。
久保選手はレアルマドリードのBチーム(育成組織のトップ)への移籍だったので、ほかの選手だとここまで話題にならないはずですが、もともとバルセロナのラ・マシア所属だった選手がレアルへ移籍するとなると、まるで大物選手のニュースのようにスペインでも話題になったようです。
レアルファン・バルサファンの両方にも衝撃を与え、Bチームの話とは思えないほどツイッターが盛り上がりました(スペインでツイートランキングのトップ10に入ったようです)。
レアルファンは、宿敵のバルセロナから有望な選手を横取りできたので、これ以上ないくらい爽快だというような書き込みがされ、バルサファンは逃してしまったことへの失望がみえたツイートが溢れました。
その後、レアルマドリードに移籍した久保選手は、オフシーズンのプレシーズンマッチの国際大会にトップチームへ帯同し、2018年のバロンドールを獲得したモドリッチ選手などを要する銀河系軍団の選手たちとともに戦いました。
そして、レアルマドリードの監督のジダンに才能を認められ、もともとはBチームで修行する予定だったのですが、急遽同じスペイン1部リーグに所属するRCDマジョルカへレンタル移籍が発表されました。
そして、今日日本時間12/8 04:00にFCバルセロナと「カンプノウ」で対戦するのです。
元々、FCバルセロナのメンバーとして戦うために目指した地「カンプ・ノウ」に対戦チームとして対戦することになったのです。
FCバルセロナは歓迎ムード!久保は古巣のトップへ実力を見せられるのか?
やはり、宿敵であるレアル・マドリードへ移籍した久保選手への風当たりは強いのか?
と心配していたのですが、FCバルセロナの公式ツイッターが久保を歓迎するツイートをするなど歓迎ムードのようです。
FCバルセロナのトップチームではなく「ラ・マシア」の選手、そしてFIFAの制裁で迷惑をかけたという気負いもあるのか、久保選手への風当たりは思ったよりも大きくなかったようです。どちらかというと、獲得に失敗したクラブへの風当たりが強かったようですね。
おかげで、今回のカンプ・ノウでの試合は久保選手にとってはいい状況が整っているようです。
ついに、古巣カンプノウに降り立つ久保選手の活躍に期待しましょう!
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