ゲーム運営をしているとたまに聞く「運営は金儲けしか考えていないのか?」という言葉。本当、うんざりします。一言でいうと、私達は別に慈善事業をしているわけではないのです。今日はそんなうっぷんを晴らす記事です。
「運営は金儲けしか考えていない」とほざく基本無料アプリゲームをするユーザへ言いたいこと
- 「運営は金儲けしか考えていない」とほざく基本無料アプリゲームをするユーザへ言いたいこと
- ゲームは慈善事業ではない
- 安く遊ぶためにはみんなが課金する必要がある
- ゲームが早く終わってほしければ引き続きそう叫べば良い
ゲームは慈善事業ではない
アプリ・ゲームの提供は慈善事業ではありません。制作・運営するためにもたくさんのお金がかかっています。
毎月のサーバー代と開発チームの人件費などたくさんのお金が動いているんです。その運営費を無料ゲームが得るためにはまず、ゲーム内の課金が売れなければならないのです。
学生など子供が言うのはまだしょうがないかなと思いますが、社会人でもそういう思考の方がいます。きっと、自分は仕事でお金を貰わずに慈善事業をしているんでしょうね。そうでなければ、「運営は金儲けしか考えていない」なんてアホみたいな言葉を吐けるはずがないのです。
安く遊ぶためにはみんなが課金する必要がある
さて、とはいえユーザが「運営は金儲けしか考えていない」という発言にはしょうがないという一面もあります。
まず、運営が続くほどゲームの寿命は縮んでいきます。少しずつ新しいユーザは増えにくくなっていきます。アプリ・ゲームの理想的な儲けの仕組みは課金してくれる人の数が増えることです。
そうすれば、一人当たりの課金額が少なく済むのです。基本的に「運営は金儲けしか考えていない」とユーザが言うタイミングは一人当たりの課金額が高くなるタイミングです。例えば、ガチャの数を増やしたり、イベントを増やしたりなどですね。
しかし、運営が長くなればなるほどユーザー数は下がっていき、さらに古参ユーザは古いアイテムで事足りたりするのでなかなか一人当たりの課金額が上がらなくなっていきます。
そのためになにか施策を行うのですが、その施策に対する反応が「運営は金儲けしか考えていない」ということなんですね。
ゲームが早く終わってほしければ引き続きそう叫べば良い
ゲーム会社は決して金儲けを考えているわけではなく、会社の決めた予算を達成するためにやっているだけなのです。アプリ・ゲームには予算というものが決まっています。上場企業ならその業績を持った上で外にアピールをすることができるのです。
正直、ここで施策をどんどんやっていかないと利益はでません。そうするとアプリ・ゲームは終了してしまうのです。
もし、今やっているゲームがすぐに終了しても良いなら「運営は金儲けしか考えていない」と引き続き叫びましょう。
しかし、少しでも長く遊びたいなら、できれば100円でも良いので長く続いてほしいゲームに課金し、前向きに遊んでもらえたらと思います。