こんばんわ、アニメ・漫画大好きなデルピン (@chrono_blog)です。
最近のアニメ・漫画で増えてきた「主人公最強無双」作品。これらの作品たちに昔懐かしい時代劇作品の「待ってました!」の展開と同じ雰囲気を感じています。今回の記事ではその点について、「主人公最強無双」作品の代表作である「ONEPANCHI-MAN(ワンパンマン)」を用いて、考えていることを書いていきたいと思います。
主人公最強無双アニメ・漫画に感じる「時代劇」との共通点
- 主人公最強無双アニメ・漫画に感じる「時代劇」との共通点
- 主人公最強無双アニメの面白さは「主人公が強い」ところが中心
- ワンパンマン主人公の登場は水戸黄門の「紋所」
- 主人公無双最強作品に必要なのは他キャラでカタルシスを作ること
- 最後に
主人公最強無双アニメの面白さは「主人公が強い」ところが中心
最近の主人公最強無双アニメ・漫画の筆頭と言えば「ONEPANCHI-MAN(ワンパンマン)」かなと思います。主人公が強すぎて、どんなに凶悪な敵でも「ワンパン」で倒してしまう。一見するとなんだそれ、つまんねーじゃんと思うかもしれませんが、この「ワンパン」で倒してしまうというところに肝があるのです。
ワンパンマン主人公の登場は水戸黄門の「紋所」
時代劇などに代表される演出の一つにピークを常に作れる「待ってました!」というシーンがあります。例えば、時代劇の代表的作品である「水戸黄門」。日本人ならば一度は話を聞いたことがある作品です。
そして、水戸黄門で一番印象的なシーンと聞かれると、みんな格さんが「この紋所が目に入らんかー!」と言って徳川の紋所がある印籠を出すシーンだと思います。
時代劇というか歌舞伎などの時代からだと思いますが、こういうものは見どころを明確に作って芝居・作品のピークを持ってくることが多いと思います。それが水戸黄門だと印籠を出すシーンです。俗にいう「待ってました!」と言われるお約束シーンというやつですね。
この演出は昨今の主人公最強無双アニメ・漫画作品にも通じるものがあると思ってまして、「最強の主人公」が登場するシーンがこの「待ってました!」というお約束シーンとだぶる演出になっているのです。
今回、題材に上げたワンパンマンも主人公の「サイタマ」が登場するシーンにピークを持ってくることで「待ってました!」の演出を作りだしているというわけです。
主人公が来ることで勝つことが分かっています。なので、その主人公の登場までに他のキャラクターたちのピンチになる演出などでカタルシスを作りだし主人公サイタマの登場で「待ってました!」という展開に持っていき、カタルシスを一気に解放させることで観ている・読んでいる人たちに快感を与えているのです。そして、それが面白いにつながってくるという形ですね。
主人公無双最強作品に必要なのは他キャラでカタルシスを作ること
ということで、面白い主人公最強無双作品に必要な要素は、主人公以外のキャラをまずは感情移入できるように引き立たせること。そして、そのキャラ達で窮地を作り、その窮地を主人公が超絶パワーでやっつける!というストーリー構成がうまくできると主人公最強無双アニメ・漫画で人気が出てくるのでしょう。
最後に
今回は主人公最強無双アニメ・漫画に感じる「時代劇」との共通点を大人気漫画「ONEPANCHI-MAN(ワンパンマン)」を例に出して、お話させていただきました。
また、明日もよろしくお願いいたします。