白人警官からの無駄な暴行により黒人男性が死亡したことで始まった世界的な差別デモ。以前から白人警官による黒人に向けての暴力が色々と問題となっており、今回の事件が最後のきっかけになりました。しかし、今回の問題は根深いものだと考えており、私なりに思う事を話したいと思います。
社会問題|アメリカで巻き起こる黒人差別へのデモについて思うこと【差別世代が消えないと差別は消えない】
- 社会問題|アメリカで巻き起こる黒人差別へのデモについて思うこと【差別世代が消えないと差別は消えない】
- 人種差別は許されない行為、それは事実
- 差別が無くなるにはあと50年はかかる
- 最後に、なんにしても「略奪」だけはしてはいけない
- 最後に
人種差別は許されない行為、それは事実
まず、最初に話しておくと人種差別は許されるような行為ではありません。
同じ人間なのですから、肌の色程度で傷をつけてよい理由などはないのです。
しかし、長く黒人奴隷制度が続いたアメリカでは日本人が考えているより深く、差別の文化が根付いています。
今でこそ、インターネットなどを通じて今回のような事件が明るみに出るようになりましたが、昔は多くの出来事が隠されてきたことでしょう。
日本人は肌の違う人間に対して抱くとしたら、差別よりも未知への恐怖を抱くことの方が多いと思います。しかし、アメリカで起きている差別は恐れではなく、元奴隷への軽蔑でしょう。一言で言うと、弱いもの虐めの認識です。楽しんでいるのです。
差別が無くなるにはあと50年はかかる
今の若い世代は昔ほど黒人の人に対して奴隷意識はないと思いますが、今の大人の世代は差別が激しかった時代を知っている親を持っている人も少なくないと思います。
この世代がいなくなるまで、おそらくこの差別はなくならないと思います。しかし、これには50年以上の歳月がかかると思います。少しずつ、少しずつこのような差別が無くなっていくことを待つしかないと思っています。
デモは、アピールの場にはなります。しかし、過剰なものになると、もともと差別を抱いている人にとって改心する機会にはなりません。訴えることは大事ですが、相手が避けるようになってしまう原因を作れば、差別ではなく拒否が始まってしまうと私は思います。
最後に、なんにしても「略奪」だけはしてはいけない
過激化するデモ。その中で行われる『略奪』。それは決して行われてはいけない行為です。デモの目的は『主張』です。今回で言うと、黒人差別への反対です。しかし、これが略奪を伴ってしまうと、その主張は不信に変わってしまいます。
今回の抗議の中で必ず行わなければならないのは、この『略奪』行為を無くすことです。そうしないと、今回のデモそのものが無駄になってしまいます。昼の抗議と夜の略奪という人々もいますが、多くの人は私のようにこの2つが共にあるように思ってしまいます。略奪というのは、犯罪だけでなく信用も失うきっかけとなってしまいます。
最後に
今回は、アメリカで巻き起こっている黒人差別へのデモについて、思っていることをご紹介させていただきました。
少しでも早く、事態が落ち着くことを祈っています。
明日もよろしくお願いいたします。
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