4月は新卒の季節。ゲーム業界にも多くの新しい仲間が増えたことでしょう。そこで、今回はゲームプランナー9年目の私からゲームプランナーってどんな仕事?ということや実際に最近の仕事はどんな感じなのかなどをご紹介したいと思います。
来年、ゲームプランナーになりたいと思って就職活動している方々にも参考となるような記事にしたいと思っているのでよろしくお願いいたします。
若手向け|ゲームプランナーの仕事について【仕事の内容や心得】
- 若手向け|ゲームプランナーの仕事について【仕事の内容や心得】
- 黒猫くろの。について
- ゲーム業界の基本の職種は3種類
- プランナーの仕事について
- 自分の向いている仕事を探そう
- 大学生からゲームプランナーを目指す人へ
- 自分の価値を作る
- 最後に
ゲーム開発者のボヤキ|偽ゲーム広告をほんとやめてほしい【スマホゲームへの信頼低下の懸念】
黒猫くろの。について
ソーシャルゲームのゲームプランナーとして働き始めて来年で9年目になります。
この業界は特に若い業界なので、会社の平均年齢が20代であることは珍しくありません。
今の会社は2社目で、前の会社には新卒の頃からお世話になって5年間、今の会社で4年間という形ですね。結構1、2年で転職することも多い業界なので、比較的勤続年数は長い部類に入ると思います。
今は、月商1億円規模の某ソーシャルゲームアプリの運用プランナーとして働いています。いずれ、コンシューマゲームもやってみたいなと思いつつも、なかなか機会に恵まれないで今年32歳になります。
ゲーム業界の基本の職種は3種類
ゲーム業界は、大きく分けて下記の3つの職業に分かれています。
- プランナー
- プログラマー
- デザイナー
今回は、この中でもプランナーの仕事にフォーカスしてご説明したいと思います。
プランナーの仕事について
プランナーの仕事はメインのプラニング(企画)のほかにも多岐に渡ります。
- プロデューサー
- ディレクター
- プロジェクトマネージャー
- レベルデザイナー
- ゲームデザイナー
- マーケター
- シナリオライター
- カスタマーサポート
- プランナー
ざっくり上げましたが、上記の仕事はすべてプランナーという大枠の中にある職業と思っていただけるとわかりやすいと思います。
新卒採用では、まずプランナーとして入り、その会社やチームの規模・個人の能力に応じて職種が振り分けられていく形が多いと思います。
非常に規模が小さいチームの場合、プロデューサーは別だと思いますが、ほかの作業は1人で行うことなどもあります。イメージとしては、プログラム・グラフィックデザイン以外はすべて自分が行う形ですね。
こういうことがあるので、よくプランナーは雑務が多いと言われるのです。
そして、チームの規模が大きくなっていくと、これらが細分化されていき、専門職の雰囲気が強くなっていきます。10名を超えるチームになってくると、プランナー・プログラマー・デザイナーそれぞれ2~3名は配属されると思うので、ディレクターとプランナーが分かれたり、レベルデザインを専門とするレベルデザイナーが生まれたりします。
大きい会社だとその職種専門のスペシャリストを目指すこともできますが、小さい会社だと兼任する必要があるのでどう頑張ってもオールラウンダーにならざるおえない場合が多いです。
自分の向いている仕事を探そう
ゲームプランナーの話を進めていますが、ここで忠告します。
基本的に全部がすべて得意という人はいませんので、若手プランナーはぜひ、自分の武器を見つけてください。
他のものは負けても、これだけは負けないという武器がないと、自責する場面が増えていき最終的に自分を追い詰めることになるかもしれません。
結構、ゲーム業界は休職が多い職場でもあります。ハラスメントというよりは、真面目な人が自分を追い詰めてしまう場合が多い気がします。
みんな若い頃から責任ある仕事を任されることが多いので、どうにも責任感が知らぬ間に強くなってしまうんですよね。
そのせいで、耐えられなくなり精神的に不安定になってしまうことをよく見かけます。
そんな時に大切になるのが、自分はこれだけはみんなに負けないという分野を持つことです。それが心に安定感をもたらし、仕事に集中できるようになります。
大学生からゲームプランナーを目指す人へ
まず、下記のような動機でゲームプランナーになることはおすすめしません。
- ゲームが好きだけど、プログラムもデザインもできないからプランナーになる
このような考えの人はまず通りません。
なぜ、プランナーになりたいのかは今一度、じっくり考えてみてください。
正直、プランナーはプログラム・デザインの知識があったほうが重宝されます。
理系でバリバリプログラム組んでたプランナーとか、美大卒のプランナーとかよく社内では見かけます。
他の職種ができないから~で決めると、のちのち自分の成長にもつながらなくなります。
プランナーは専門的な知識ではなくていいのですが、基本的なプログラムの知識・グラフィックデザインの知識は仕事を始めた後に覚えていく必要があります。
そうじゃないと、自分がイメージしたゲームやイベントを開催できないので、仕事がとてもつまらなくなります。これは断言できます。
自分の価値を作る
ゲーム企業に勤める人は、何かしら生み出すことが好きな人が向いています。
なので、仕事のほかにもクリエイティブな活動をしていることが多いです。
こういう活動は、転職の際にとても有利になりますのでやってみるといいですよ。
私が今書いているこのブログも、このようなクリエイティブな活動の一環です。
多くの人に見てもらうにはどうすればよいか、読んでもらうにはどうすればよいか、と考えることはゲームの仕事にもつながりますからね。
プログラムが得意な人は、ぜひUnityを今から触っておくこともおすすめします。
このUnity入門書が一番初歩的なことがわかるのでおすすめです。私もこの本で一通り動かせるようにはしました。
最後に
今回は、ゲームプランナーの仕事について、導入みたいな形ですが色々とお話させていただきました。
ゲーム業界は新卒だけでなく、他業種からもチャレンジされる方が多い業界です。
あの有名なCygamesと一緒に仕事したときに元美術の先生とかが入ってきていましたね。
こんな感じに興味がある人は挑戦してみてはいかがでしょうか!
プライベートな時間は、みんなゲーム好きなので、話が尽きることはないですよw
また、明日もよろしくお願いします!