劇的勝利の裏にある、日本の連携不足
今回の試合、試合を通して連携不足を感じる結果となった。
今の日本代表の中に個だけ試合を作れる選手は少ないし、中心選手にそのような選手はいない。
なので、連携によって、相手を崩す必要があるのだが、2、3日程度の合宿では到底不可能である。
チーム構成に連携の穴
このような、時間がないときは海外組よりも、ポジションが近い選手は日頃連携を高めているJリーグで同じリーグに所属している選手を起用したほうが有効だ。
かつて、日本のサッカーは読売クラブ(現 東京ヴェルディ)の選手で構成されていた。そうすることで、日頃からプレイしている選手で固め、選手間の連携を取りやすくしていたのである。
また、自国の強豪チームの戦術を模して、チームの中心選手を代表の中心に添え、連携を良くした例もある。昨今のスペイン代表やイタリア代表がこれに当たる。
さらに、長期政権で常日頃連携を良くした例もある、ドイツ代表がこれにあたる。
今の日本は、このどれにも当てはまらない。
各チームから1〜3人程度しか呼べていない、寄せ集めの状態である。
これで、短い期間で連携を高めろというのも酷である。
しかし、今の日本に先ほど上げたようなことを実行できるほどの強豪チームや時間はない。
最終予選は我慢のとき
一年以上をかけて行われる最終予選は、日本にとって我慢のときだと言えるだろう。
正直、いつもギリギリの戦いが待っているはずだ。
この大会中で、日本は新しい日本のサッカーを築けることを心から祈りたい。